不動産売却の際の買取と仲介の違い
メリット・デメリットと、後悔しない選び方
― 「どちらが得か」より「自分に合っているのはどちらか」を考える ―
不動産を売却しようと思ったとき、「買取」と「仲介」という2つの方法があることを知っていても、具体的に何が違うのかを正確に理解している方は少ないかもしれません。テレビCMでは「高く買い取ります」「すぐに現金化」という言葉をよく耳にします。買取は早く売れやすく、仲介は高く売れる可能性がある一方で時間がかかります。どちらが有利かは、物件の状態・売却期限・周辺相場・手元に残したい金額によって変わります。この記事では、その違いを丁寧に整理し、自分の状況に合った判断をするための視点をお伝えします。
この記事を読むと得られること(FAQ)
Q. 不動産の買取と仲介の最大の違いは何ですか?
A. 最大の違いは「誰が買うか」と「売却価格」です。買取は不動産会社が直接購入するため早く売れやすいですが、価格は仲介より低くなる傾向があります。仲介は一般の買主を探すため時間がかかりますが、市場相場に近い価格で売れる可能性があります。どちらが有利かは物件の状態・売却期限・周辺相場によって変わります。
Q. 「買取は仲介手数料がかからないから得」は本当ですか?
A. 必ずしもそうとは言えません。買取では仲介手数料はかかりませんが、売却価格が仲介より低くなることが多いため、手元に残る金額が少なくなるケースがあります。仲介手数料分より高く売れることも多いため、トータルで比較することが大切です。
Q. 不動産売却の相談はどこにするのが良いですか?
A. 地域密着の不動産会社は地元の相場や需要に詳しいことがあり、大手は広い集客力を持つことがあります。両方に相談して比較するのが有効です。ハトのマーク(福岡県宅地建物取引業協会)加盟店は一定の基準のもとで運営されているため、相談先の候補として検討しやすいです。
買取と仲介の仕組みの違い
仲介とは、不動産会社が売主と買主の間に入り、取引を成立させる方法です。不動産会社は一般の買主(個人・法人)を探し、売買が成立したときに仲介手数料を受け取ります。不動産会社自身は物件を買いません。
買取とは、不動産会社が直接物件を購入する方法です。不動産会社は買い取った物件をリフォーム・リノベーションして再販売し、その差益を収益とします。
買取の広告が多い理由を考えてみる:テレビCMや広告で「高く買い取ります」という宣伝をよく目にします。古物買取・車買取・金買取なども同様で、買い取った後に付加価値をつけて高く売ることで収益を得るビジネスモデルです。これ自体は問題のないビジネスですが、売る側は「市場価格より低く売ることになる場合がある」という点を念頭に置いておくことが大切です。広告が多い背景にはさまざまな理由がありますが、売主として冷静に判断することが重要です。
価格・期間・手数料の比較
| 項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 売却価格 | 市場相場に近い価格を目指せる | 仲介より低くなる傾向があり、目安として相場の6〜8割程度といわれることがあります(物件・市況によって異なります) |
| 売却期間 | 条件が合えば3ヶ月程度で売れるケースもあるが、物件や市況によって変わる | 数日〜数週間で現金化できることが多い |
| 仲介手数料 | 売買価格に応じた上限があり、一般的な価格帯では「売買価格の3%+6万円+消費税」が目安(価格帯によって計算式が異なります) | 不要(ただし買取価格が低くなる) |
| 契約不適合責任 | 原則あり(売買契約の特約により軽減・免除できる場合があります。売主・買主の属性や契約条件によって取り扱いが異なります) | 免除されることが多い |
| 買主 | 一般の個人・法人 | 不動産会社(業者) |
「仲介手数料がかからない買取の方が得」は本当か
買取の営業トークでよく聞かれるのが「仲介手数料がかからないのでお得です」という言葉です。これは事実ですが、全体像ではありません。
たとえば市場価格2,000万円の物件を考えてみましょう。
- 仲介で2,000万円で売れた場合:仲介手数料約72万円(税込)を差し引いても手元に約1,928万円
- 買取で1,500万円(仮に市場価格の75%)で売れた場合:仲介手数料なしで手元に1,500万円
この例では仲介の方が約428万円多く手元に残ります。仲介手数料がかからなくても、買取価格が低ければトータルでは損になることがあります。「手数料がかからない」という一点だけで比較するのは危険です。
適正価格で仲介に出すことも選択肢のひとつ:急いで売らなければならない事情がない場合、適正価格で仲介に出すことで条件が合えば3ヶ月程度で売れるケースもあります。ただし売却期間は物件の状態・エリアの需要・市況によって大きく変わります。「早く売りたいから買取しかない」と思い込まず、まずは仲介での売却も視野に入れて検討することをお勧めします。
買取が向いているケース・仲介が向いているケース
買取が向いているケース
- とにかく早く現金化したい(相続・離婚・転勤など)
- 物件の状態が悪く、仲介より買取の方が現実的と判断した場合
- 近隣に売却を知られたくない
- 契約不適合責任のリスクをできるだけ避けたい(仲介でも特約で対応できる場合があります)
- 手続きの手間を最小限にしたい
仲介が向いているケース
- できるだけ高く売りたい
- 売却まで一定の期間の余裕がある
- 需要が見込めるエリア・状態の物件
- 相続不動産でも地域の需要がある
- 売却後の資金計画に余裕を持たせたい
相続した不動産の売却も、複数の会社への相談が有効
相続した不動産の売却を検討している方の中には、「大手の不動産会社に相談すれば安心」と考える方も多いようです。地域密着の不動産会社は地元の相場や需要に詳しいことがある一方、大手は広い集客力や販売網を持つことがあります。どちらが上ということではなく、得意分野が異なると考えると整理しやすいです。
物件のある地域の不動産会社と大手の両方に相談して比較することで、より多くの選択肢と情報が得られます。手間を惜しまず複数社に相談してみることが、後悔しない売却につながります。
まず相談するならハトのマーク加盟の不動産会社も候補に
不動産売却を検討し始めたとき、福岡県宅地建物取引業協会(ハトのマーク)加盟の不動産会社は、一定の基準のもとで運営されているため、相談先の候補として検討しやすいです。
買取・仲介のどちらが自分の状況に向いているかを整理するうえで、地域をよく知る担当者と話すことは有益です。まちさかすは仲介専門の不動産会社として、売主の立場に立った相談に対応しています。「買取と仲介、どちらが自分に向いているか」「今の状況でいくらで売れるか」など、まずは無料査定のご依頼からお気軽にご連絡ください。
- 買取と仲介は仕組みが根本から異なる:買取は業者が直接購入・仲介は一般買主を探す。価格・期間・手数料すべてで構造が異なる
- 買取価格は仲介より低くなる傾向:目安として相場の6〜8割程度といわれることがあるが、物件・市況によって大きく異なる
- 「手数料なし=得」は思い込みの可能性:買取価格が低ければ、手数料を払って仲介で売った方が手元に残る金額が多いことがある
- 売却期間は物件・市況次第:条件が合えば3ヶ月程度で売れるケースもあるが、一概にはいえない
- 大手と地域密着の両方に相談を:得意分野が異なるため、複数社に相談して比較することが有効
- ハトのマーク加盟店は相談先の候補のひとつ:一定の基準のもとで運営されており、相談しやすい環境が整っている
まずは無料相談からお気軽にどうぞ
まだ決めていなくても大丈夫です。
買取と仲介の比較・査定・売却戦略まで、売主の立場でお応えします。
株式会社まちさかすでは福岡市東区香椎エリアに特化してサポートしています。
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